キッズ通信

新しいインフルエンザ検査(nodoca)導入のお知らせ

この度、新しいインフルエンザ検査としてAI搭載インフルエンザ機器nodocaを導入しました(アイリスHP)。

nodocaは痛みが少なく判定開始から数秒〜十数秒で判定結果が得られるインフルエンザ検査機器です。

症状の問診、咽頭の画像を元に、インターネット上(nodoca-cloud)でインフルエンザか否かの診断をします。

ただし検査適応と利点、注意点があります。

①6歳以上であること。

6歳未満のお子様に関しては、臨床試験上、有用性が確立していないため、抗原検査となります。

②口を大きく開けることができること。

上記画像のように、喉(咽頭後壁)の画像を撮影するため、口を大きく開ける必要があります。よって口の検査が苦手な方(咽頭反射が強い方)は検査困難です。年齢的には小学校高学年以降くらいから可能かもしれません。

※利点として

・従来の綿棒による抗原検査に比べ、痛みが少ないです。

・早期診断に適しています。

従来の迅速検査キットでは、発熱初期(24時間以内)の検出感度が悪いと言われていましたが、下記の通り、発熱初期でも80%程度の検出感度が得られています。

※注意点として

・インフルエンザウイルスの有無は判定可能ですが、A型かB型の判別はできません

診断精度は100%ではなく、約80%とされています(従来の抗原検査と比較し劣りません)。

・上記の通り、発症から時間が経過すると、感度が低くなるため、発熱後24時間以上経過した方は抗原検査が良いかもしれません。

・コロナ抗原検査も同時に希望される場合は綿棒による抗原検査となります。

・同じ日にインフルエンザ抗原検査とnodocaによる検査はできません。

・個人情報は、匿名化してクラウド上にアップされます(匿名加工情報の作成と提供に関する公表)。

上記をご理解いただいた上で検査を施行しますが、ご本人に合った検査を提案させていただくこともあります。